2011年11月27日日曜日

かやぶき学習会その2 11月27日

先月30日に開催した「かやぶき学習会」の続き作業を、秋葉長四郎さんを迎えて行いました。
今日は、屋根の軒を作る作業。
前回同様に、ことのほか下地作業に時間がかかります。
茅を運び、短い茅、少し長い茅(元茅)、下茅をいい具合に組み合わせて軒用の茅を束ねます。
秋葉さんの見よう見まねで作ったのですが、いざ作ってみると、さまざまなダメだしに遭います。
・・・茅は上下があり、生えているほうを上にしなければなりません。そして、それは葉っぱの付いているものを使うと、抜けにくくなる、という理由があるから。
また、元茅を短いもの、中くらいのもの(本当は4尺あれば・・・ということでしたが)、下茅を円錐形になるように束ねなければなりません。それを下が引っ込むような形で元を叩き、下茅は一番下に来るように束ねるのです。

それを屋根に並べ、下から叩いて形を揃え、こざねで押さえ込みます。
そして、隙間の開いた縄近くに元茅を差し込みます。

今日はここまで。
これからは、また2寸径で元茅を束ね、並べ、一番上の形を作るのだそうです。

まだまだ先は長い、ということはよく分かりましたが、今年はこれまで。
後は雪対策をして冬を越さねばなりません。

もう、古屋敷には雪が積もっていますから・・・。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

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