2010年9月19日日曜日

今日は作業なし

今日も午前9時からパイプハウスの設置作業を予定していました。
ブロックを並べ、土台を丈夫にしようという作業の予定でした。

9時になると丁度、雨が落ちてきて・・・それだけでなく、風邪をひいた人、仕事の人、それぞれで人が集まらないのでした。

そんな中ですが、仕事の合間に、枡口さんはつるはしを、佐藤博さんはブロックを持ってきてくれ、山川さんも顔を出してくれました。感謝!

皆さんの時間が合わないのでは仕方が無いので、1時間ほど、茅の整理作業をして帰りました。


古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2010年9月18日土曜日

失われた食と生活文化の再生 ~取材開始

今年度と来年度にかけてトヨタ財団地域社会プログラムの助成事業として、「失われた村の再生プロジェクト」を取り組んでいます。・・・現在進行中のハウス建て作業もその一環で、民具資料館の所蔵民具(残骸?)や解体部分の建材を保管するために建てようとしているものですが、それともうひとつ、”失われた食と生活文化の再生”にも取り組むこととしていて、昨日ようやく、その第一歩に踏み込むことができました。

このプロジェクトではまず、高度成長以前の上山の農山村の生活を知る方々から、「今は食べなくなったが昔食べていたもの、思い出に残る食べもの、もう一度食べたい食べ物、それにまつわる生活の話」を聞き、映像に記録します。・・・お話を聞く方は、昭和30年代以前の農山村の生活を知る方で、古屋敷にこだわらず、できれば”笑っていいとも!テレフォンショッキング”のスタイルで、次々とリレー方式で紹介してもらいたいと思っています。・・・そして、いずれは古屋敷の谷川の庄で皆さんから寄せられた”思い出の食べ物”を復活させる催しをする計画。

それで、その”テレフォンショッキング作戦”、トップはもちろん、学さん、ウメ子さんご夫妻です。

昨日ははるえさんが風邪でダウンとなったので、ワタシ齋藤が一人、”隣の晩御飯”かのような時間にお宅を訪問しました。

・・・まずは、予想通りというか、期待通りというか、いつもどおりにウメ子さんの極上のご飯を戴くことに・・・。

この時季の山形の必須アイテム、”だし”。・・・ウメ子さんの”だし”はあのねずっち(!)も美味しいと食べたとか!!・・・味も整っています?!


じゃがいもとかぼちゃの味噌汁・・・出汁は豚肉から出る油のみ、味噌はもちろん自家製。
隣に見えるは、肉は少なく、豆腐が多いあっさりした肉団子。

これは蕗に見えますが・・・味も蕗に似てますが・・・実はさつまいもの茎!

・・・お腹一杯ですっかり落ち着いてしまい、ちょっとどうでもよくなってきたのですが、もう一度気合いを入れなおして昔のお話を聞くことにしました。


思い出の食べ物、もう一度食べたい食べ物の話で、最初に出てきた食材は、なんとカミキリムシの幼虫!おまけに羽化したばかりの油蝉も!・・・思いがけない食材?の登場に驚きましたが、節句の食べ物やら子どもおやつやら、更には囲炉裏のあった生活に話しが及び・・・最後は涙、涙のお話にも・・・第1回目でとてもよい取材になりました。

次の方のご紹介、よろしくお願いします!

2010年9月5日日曜日

ハウス建設その2

先週に引き続き、資材や道具を保管するためのハウスを建てる作業です。

午前9時に古屋敷村駐車場に集合、今日は、私(齋藤)、渡部さん、佐藤博さん親子の参加に加え、棟梁の山川さんも来ました。

先週建てた骨組みの下部を地面に埋め込むのが今日の課題です。
古屋敷は相当風が強いので、仮設とはいえ土台をしっかり固定しないと危険だからです。
この駐車場は北方清掃からもらった砂利が敷かれており、相当固い感じがするため、今回は機材屋さんから掘削機を借りてきました。

(腰を痛めている)星野さんからつるはしや脚立などを借りてきて作業開始。

山川棟梁は糸を張って水平を見ながら、穴の深さを決め、メジャーで間隔を測りながらパイプを埋める場所を指示します。・・・これに従って機械で穴を掘り、パイプを落とし込みます。


一通り穴にパイプを入れたところでしたが、そこで問題発生。
設置場所は斜度が付いているところであるため、高いほうの場所のパイプは15cmほど目一杯埋めたとしても、水平を保つとすると低いほうのパイプはほとんど埋まらないことになってしまいます。
・・・それでは、強風で煽られるとひっくり返ってしまう恐れがあります。

結局、土台部にはコンクリート・ブロックを埋め込み、そこにパイプを通して砂利かコンクリートで埋めることで固定した方がよいということになり、今日は作業を中断、来週日曜日までにブロックを10個調達してくることになりました。