2013年2月23日土曜日

雪下ろし

今週、朝日新聞に民具資料館の倒壊を伝える記事が掲載されました。
記者の方は、このブログを見ていただいており、そこで取材のお話しになったのでした。

そこで、あれこれ問い合わせもあったのですが、いつもお世話になっている、というか会員の一人とも言うべきYBCの鈴木さんが現場を撮りたいということで、雪下ろしついでに撮影に立ち会うことにしました。

こんな具合の風景を撮ったわけです。

最初は猛吹雪で、少しで帰ろうと思ったのですが、強い風に雪雲が流されて青空が広がりました。

国敗れて山河在り、ならぬ、シート破れて山河在り?・・・シートが破れたわけではないのですが。

昨日から今朝にかけて結構降りました。
雪下ろしはこんな感じ。風が強くて顔に舞って来ます。

雪を引っかいてみると、層になって剥がれてきます。・・・雪が解けては固まり、また降って、解けては固まり、といくつもの層になって固まっているのが分かります。

こんな感じになりました。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2013年2月17日日曜日

雪の晴れ間

今日は雪の予報でしたが、高気圧がやってきたお陰で天気に恵まれました。

雪の晴れ間の里山の風景をいくつか・・・。
 春の気配を少し感じるきれいな青空。
 ウサギの足跡を追って歩きます。
 ウサギはここから下りたのか?
 サルならここに腰掛ける?
イタチか?小型の動物がこの穴を覗いて行ったようです。
 そしてその足跡は山の上のほうに続いています。
 一方、山から下りたウサギの足跡が里のほうに続いています。
ススキの向こうに春らしさを感じられる番城山の姿が見えます。
スノートレッキングの一幕でした。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2013年2月11日月曜日

民具資料館の倒壊とフクロウ

民具資料館が倒壊しました。
強風にあおられたのでしょうか?・・・雪は例年ほどに積もっていないし、シートで覆っているので屋根にはあまり積もらなかったのですが・・・。
今日、細木を集めに向かいの山を歩いていたら、民具資料館が見えない(!!)ことに気づきました。1月中旬ごろにはあったのに。

近くに行ってみると、南側の壁だけが立っています。
そして、川沿いに吹き付ける西風にあおられたのか、それとも弱くなっていた北西側から潰れたせいか、北東側に向けて内側に潰れています。

煙出しは真ん中にきちんと?落ちています。

橋本さん側の空間は大変狭いのですが、(これは最も心配していたことですが)橋本さんの建物に何も被害は無いように見えます。
そして意外なことに、東側の道路にも一切はみ出してはいません。

夏の時点でこうなることは予想していて、むしろ、橋本さんに迷惑にならないようにきれいに倒れる日が早く訪れることを祈っていた気持ちもありました。・・・再建は無理だとわかったので、我々の手で壊そうかとも思っていたくらいで、自然に倒れたほうが手間も経費も掛からないし・・・。

しかし、いざ倒壊してみると、ショックは大きいものがあります。古屋敷村の保存を考える会の活動を立ち上げたきっかけは、この民具資料館を保存しよう、ということがそもそもの目的だったからです。・・・特に今年の冬は雪が少なかったので、もしかしたら春まで持つかも、という気持ちも出てきていました。

でも、一番よい倒れ方をしてくれたことは間違いありません。

しばし呆然としながら雪の中を歩いていると、白く、大きなフクロウに出会いました。
フクロウは「不苦労」との語呂合わせで、苦労が無くなる幸運の鳥とも言われています。・・・もしかしたら、民具資料館の倒壊が「不苦労」をもたらすもの、ということを伝えたかったのかもしれませんね・・・。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤