2011年4月30日土曜日

春の山菜、雑草食材巡り

今朝は、小笹地区で鈴木ウメ子さんからこの時期生えている山菜や“雑草食材”を案内していただきました。

まずはノゼリ

ヤマニンジン・・・きどさがあり、薬草にもなるそうです。一晩浸してからおひたしにします。

ハシギ・・・箸にできる木。新芽を乾燥させ、人寄せごとの料理に出していたそうです。

ヤマウコギ・・・切り和えにします。

アイコ・・・天ぷらにするとおいしいです。

ノアサツキ・・・サルが食べた跡があります。

そして小笹ウルイ・・・品種というより土壌がやわらかさを生むようです。

本当に、足元や木の根元など、あらゆるものが食材で、荒れた畑や林にしか見えなかったのが、広大な食卓に見えてきます。

この時に採ってきたものなどを早速戴きました。

ヤマニンジンのおひたし

アイコ、タラノメ、ヨモギ、ウドの天ぷら

そして、トウが伸びたフキの煮物・・・フキの食感にフキノトウの苦味と香りが加わります。

春の味はどれも苦味やきどさがあり、冬の毒気を抜いてくれそうな味です。
春は畑の物が少なく、“何もない時期”のように思われがちですが、野のものはむしろ豊富で、昔の人たちは、こうしたものを食べて健康になっていたのでしょうね。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年4月27日水曜日

なめこの菌打ち作業

4月24日日曜日、午前9時からなめこの菌打ち作業を行いました。

昔の話の聞き取りを通じ、古屋敷村では、かつてなめこの生産が盛んで、缶詰工場もあったとか。湿気が多く冷涼で、原木なめこの生産に適した場所だったためですが、その後、なめこが工場内生産で四季を通じ安定して生産されるようになると効率面で勝てず、徐々に廃れていったそうです。

そこで、私たちもこれを復元し、あわよくば活動協力の輪を広げる“元本”にしようと、少しずつ生産にチャレンジしてみることにしたものです。

4月10日に伐っておいた桜と当日追加したくるみの木、20本ほどのほだ木に、500個の駒菌を打ち込みました。

当面仮伏せし、これを5月下旬ごろに本伏せします。

来年の秋にならないと、なめこは出ないそうですが、いずれ訪れる(?)その日が今のうちから楽しみです。



古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年4月19日火曜日

なめこの菌打ち作業を行います

ご無沙汰していました。
4月9日に「昔の食材を味わう~春の会」(仮称)を開催予定していましたが、東日本大震災の発生とその後の影響で流れてしまいました。

さて、一方、なめこづくりは今やらないと今年はできないことになるので、菌打ち作業を行いたいと思います。
比較的簡単な作業(だと思う)ので、皆さん是非ご参加ください。秋が楽しみになると思います。

【日程】 4月24日(日) 9時~ 谷川の庄前集合
【作業】 
1 ほだ木運搬(20本ほど)
2 ほだ木に穴あけ→菌打ち
3 ほだ木の仮伏せ→茅被せ

服装:長靴、軍手あればOK(雨天時は雨具があればいいです)
天候:曇り時々雨の予報ですが、小雨決行

古屋敷村の保存を考える会 齋藤