2012年4月9日月曜日

雪解けと強風の傷跡と・・・サル

雪解けが進んで初めて古屋敷に行きました。

里はすっかり雪が無くなっていますが、古屋敷はまだ30cmぐらいは残っています。
・・・そして、今週の爆弾低気圧、恐ろしい風でしたね~。内陸の山形であんなに強い風が吹いたのは記憶に無いぐらいです。
あんなに強い風で、まゆの庄の波板がぶっ飛んでいるのはもちろん、民具資料館は倒壊していないか、恐るおそる向かいました。

・・・昨年、霙交じりの寒い中、苦労して張りなおした民具資料館のテントシートは、風で下からあおられ、めくり上がったものの、比較的無事でした。一方、まゆの庄の波板は、雪下ろしのときに止め板が外れたので、絶対飛ばされているとは思っていたのですが、本当にあちこち、道路の前まで飛んでいるものもありました。・・・しかし、少々ぐちゃぐちゃにはなっていたものの、茅葺き部分は比較的無事。さすがに茅葺き。風土で実証されてきた素材は環境に強いですね。

それにしても、てっぺんの煙出しは、ますます倒れ掛かり、今年こそは落とさないと危ないような感じです。

蔵の雨どいもあちらこちらに飛散していました。

今回も大雪で、おまけに暴風で、痛みが進む建物を見なければいけない春先は気分が落ち込みます。いつもながらですが。・・・それがいつもだから尚更とも言えます。

・・・そんなことはお構いなしに大門の里ではサルが出てきて畑でなにやら食べていました。


古屋敷村の保存を考える会 齋藤