2011年5月18日水曜日

「笹竹まつり」のご案内

 

 古屋敷村が所在する東(あずま)地区には、“東の笹竹”と呼ばれる食材があります。
“月山竹”のような、いわゆる高山に生える細竹で、古屋敷村から更に山に入り、横川堰とか、宮城県境に近い、標高の高い場所に自生しています。

 かつては、6月ぐらいの時期になると、この地域の人々は大勢山に入り、笹竹を取って味噌汁などに入れたり、囲炉裏であぶったりして食べ、あるいは売って学校の収益源にしていたそうです。

 しかし、最近は採る人も少なくなり、山の笹薮は荒れ、取れる笹竹も少なくなってきたそうです。

 そこで、東地区の特徴的な食材である“東の笹竹”をもう一度見直そうと、東地区会長会の主催でこのお祭りが開催されることとなりました。

 当日は、この「幻の笹竹」を味わうほか、ご存知鈴木ウメ子さんによる地元の食材・・・たぶん、セリかヨモギとか、地元に自生する山菜?雑草?をふんだんに使った料理も合わせて味わい、昔からこの地域で食べられてきた食文化について考えたいと思います。

 ほかに胡弓の演奏などもありますので、皆さん是非ご参加ください!!

笹竹まつり
  1. 主 催 笹竹まつり実行委員会
  2. 主 管 東地区会長会、古屋敷村の保存を考える会
  3. 日 時 平成23年6月19日(日) 11:00から14:00
  4. 会 場 上山市大字大門 古屋敷 「谷川の庄」
  5. 定 員 70名
  6. 参加料 無料(ただし、東日本大震災の義援金箱を設置します。)
<プログラム>
  • 11:00 音里間満生(ねりま・みき)さんの胡弓演奏、踊り、民謡
  • 12:00 たけのこ採りや昔の食材についてのお話し
  • 12:30 会食 ~東の笹竹のたけのこ汁など昔の食材を使った料理、漬物、つや姫のおにぎり等

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

冬の爪あと

 この春も被害を受けていました。
 今、“被害を受けた”といえば、東日本大震災の被害かと思われますが、ここ古屋敷は、一説によると岩盤の上にあり、大きな地震でも被害を受けません。・・・既にお忘れの方も多いと思われますが、この冬はかなり雪が多く、1月下旬から2月の上旬にかけ、県内では各所で建物がつぶれるような被害がありました。

 古屋敷も然り。
 私が施したような波板での応急処置は、見るも無残に崩れ落ち、北側の屋根の雪が春先まで残り、固まって屋根ごとずり落としていました。そして、それに伴って、屋根の煙出しが今まで以上に90度近い角度で傾いてしまいました。



 あぁ・・・どうしようか・・・。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤