2015年10月31日土曜日

なめこの季節

10月の下旬に差し掛かり、なめこの季節です。
本来ならば先週ごろかと思いますが、今年は他の地区で出るのが遅い、というか、出てこないという話を聞いたので、遅めに行ってみようと考えました。

しかし、3年目の昨年、収穫に行けずに放置したため、今年はどうかな?というのは正直ありました。

現地に行ってみると、やはり出ている感じがありません。代わりに変なキノコが生えているのさえありました。
でも、よく見てみると、下の方に妙に大きくなった、ヌメリ感のあるキノコがありました。・・・なめこです。
ほぼ、1~2本のほだ木だけですが、大きななめこが付いていました。

他のほだ木はもうブヨブヨでだめな感じでした。乾かせばよかったかなぁ・・・。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2015年10月11日日曜日

日本茅葺き文化協会様のご訪問

平成27年10月11日~12日にかけて、一般社団法人日本茅葺き文化協会の皆さんが、蔵王・吾妻山麓の茅葺き建築を巡る研修会を開催され、その中で本日、古屋敷を訪問されました。

北は岩手、南は関西、九州と全国からの訪問で、上山には七ヶ宿から楢下に入り、生居の尾形家、鶴脛町の武家屋敷を巡る途中で立ち寄られました。

しかし、市が文化財として保存する楢下、尾形家、武家屋敷とは全く異なり、まさに廃れた茅葺きの姿を見てもらうことになりました。
廃墟のような姿になった茅葺きの建物、火災で焼失した建物のあった場所など、これも茅葺きの集落が置かれている現実の姿だと理解していただくしかありませんでした。
その後、リレーする形で尾形家住宅まで同行しました。
昨年葺きなおしをしたばかりですばらしい屋根裏。
軒先が、このあたりの葺き方にある反り上がった形ではありません。
漆の柱。
ここでお別れし、武家屋敷までの道のりを見送りました。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2015年9月13日日曜日

久しぶりの古屋敷の草刈り

本当に久しぶりの古屋敷です。1年近くにもなるでしょうか。
草刈りをしてきました。勿論一人ですが。

谷川の庄の前は、古屋敷の玄関になる場所なので、とりあえず前面をざっと刈りました。
まゆの庄の周辺も刈ります。
1年来ない間にだいぶ朽ちています。
自作の足場や梯子も片付いています。・・・星野さんが片付けてくれたのでしょうか?イヌの散歩の邪魔だったでしょうね、すみません。
 裏の水路も草に覆われていたので、草をなぎ倒すように刈りました。クマ、サル、イノシシが来ないように。
 
ちょうど時間はお昼前。草を刈っていると、レバニラ炒めを作っているような香り・・・誰も住んでいないところでそんなことはありえない。
・・・その正体は、この花かもしれません。天然のニラでしょう。あちこちに咲いています。
モンシロチョウが花のみつを吸いにとまっています。
少し雨が落ちてきましたが、気温が高いので、ミンミンゼミも鳴いています。
こんなダリアのような八重咲きの花が咲いています。
 草を刈っただけでもいろんなことが分かります。
水路の脇を刈っていたら、大きなカマキリ2匹が飛び出しました。
すると、刈った草にカマキリの卵が付いていました。・・・それも、地上から12cmぐらいの高さに。
今年はそんなに雪が少ないのでしょうか?
でも、そんな雪でも茅葺きの家に毎年必ず大きなダメージを残します。・・・この倒れた蚕室のように。橋本さんの家も去年の春から傾き始め、今年はだいぶ損傷が大きくなってきたように見えます。
 この風景はいつまでも続くものではないでしょう。
いつか来るとはわかっていたのですが・・・。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤