2011年6月19日日曜日

笹竹まつり開催しました

6月19日日曜日、一年のうち最も過ごしやすい時季らしく、気持ちのよい天気になりました。

今日は古屋敷の谷川の庄で、東地区会長会と本会が実行委員会を組み、「笹竹まつり」を初めて開催しました。・・・狭い会場いっぱい、70名もの方々が参加してくださいました!・・・お断りした方、申し訳アリませんでした。

朝からみんなで笹竹の皮むきをして、親指の爪の間が痛くなってしまうほどでしたが、このとおり大なべ3個いっぱいに“たけのこ汁”。鯖とみずが入った味噌仕立て。

・・・“日本一の芋煮会”ではユンボを使うのが有名ですが、こちらは打ち水するような“ひしゃく”です。

山菜料理?雑草料理?・・・ヨメナの煮物も好評でした。

古くからの保存食で農作業の一休みのお供、かきもち。
それよりその下・・・「自分にはきびしく、他人にはやさしく」・・・かくありたいものですね~。

そして山形が誇るブランド米「つや姫」のおにぎり。

とにもかくにも、好天に恵まれ、大勢のお客さんで賑わい、よいイベントでした。ダイジェスト版はこちらをご覧ください。


古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年6月12日日曜日

笹竹の筍採り

 来週開催する「笹竹まつり」に使う筍を採りに、東地区会長会の皆さんと横川堰の本流取水口周辺に行ってきました。
 みんなで採った筍は、湿らせた新聞紙にくるんで東地区公民館の冷蔵庫に保存しています。


本日8時に東地区公民館に集合。
車に分乗し、古屋敷を抜け、萱平からさらに先、横川林道へ。

随分と山道を登り、駐車場に到着。
未舗装の狭い道を長く走らなければ行けない場所にもかかわらず、まるで観光地のように車が一杯。・・・中にはマナーの悪い人もいて、駐車場周辺にごみを捨てられることも増えていることから、不法投棄防止の看板を立て、周辺のごみ拾い。


・・・続いて宮城県側の横川堰駐車場へ。・・・ここでもタイヤやら懐かしいデザインのミシンやら、敢えて捨てに来ないと捨てないようなものも。

ごみと記念写真を撮って、いよいよ横川堰の本流を目指します。
白神山地ばりのブナの巨木の森には、きれいな沢や湧き水がところどころにあり、ここから横川堰に取水しています。・・・そして最深部の沢へ。

江戸末期の庄屋様が私財をなげうって、上山に水を引くために素掘りで堰を掘ったそうです。・・・物理的にも大変困難なのですが、当時、宮城県側は角田藩の領地。他藩から水を引くのは以ての外。今でも県境を越えることはそうないことですが。・・・随分時間が過ぎ、明治初期、山形県令の三島通庸が後輩であった宮城県令に山形県が無料で借りることを決めさせたとか。・・・以来、毎年、山形県が宮城県から無償で借りる契約が続いているそうです。

さて、本流の取水口から少し戻った沢沿いの笹薮で筍採取!

日当たりの良い場所の、背丈より高い笹薮に筍は生えやすいとのこと。
迷わないように気をつけながら、顔に当たり、足や胴に絡みつく笹を掻き分けながら地面近くをよーく見ると、筍がたくさん生えています。・・・1時間ほど採取した様子は次のとおり。


来週19日(日曜日)、谷川の庄で開催する「笹竹まつり」では、今日収穫した筍が振舞われる“はず”(うまく保存ができていれば)ですので、乞うご期待!!

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年6月4日土曜日

なめこの本伏せ

4月27日にほだ木になめこの菌打ちをしました。
それから一ヶ月間、ビニールシートと茅をかけて“仮伏せ”をしてきました。

ちょっと遅めなのかもしれませんが、先週は雨降りだったので、今週“本伏せ”をすることにしたのでした。

谷川の庄から川に降りたところの杉林近くにほだ木を運び、並べました。・・・湿気が多く、風がとおり、日光がチラチラ差し込む程度の場所がなめこ栽培に適しているとされていますので、「ここはもってこいかなぁ~、やはり、昔なめこ栽培が盛んだっただけあるなぁ~」と思うのでした。

谷川の庄の裏に仮伏せしていたほだ木をはるえさんと運び、並べ、一応「木を不法投棄しているのではありませんよ」「管理してますよ」ということを主張するために杭を立てて縄で囲みました。



・・・これで果たしてなめこはできるのでしょうか?幾許どころが相当に不安を持ちながらも、来年の秋に期待。果報は寝て待て。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤