2011年6月12日日曜日

笹竹の筍採り

 来週開催する「笹竹まつり」に使う筍を採りに、東地区会長会の皆さんと横川堰の本流取水口周辺に行ってきました。
 みんなで採った筍は、湿らせた新聞紙にくるんで東地区公民館の冷蔵庫に保存しています。


本日8時に東地区公民館に集合。
車に分乗し、古屋敷を抜け、萱平からさらに先、横川林道へ。

随分と山道を登り、駐車場に到着。
未舗装の狭い道を長く走らなければ行けない場所にもかかわらず、まるで観光地のように車が一杯。・・・中にはマナーの悪い人もいて、駐車場周辺にごみを捨てられることも増えていることから、不法投棄防止の看板を立て、周辺のごみ拾い。


・・・続いて宮城県側の横川堰駐車場へ。・・・ここでもタイヤやら懐かしいデザインのミシンやら、敢えて捨てに来ないと捨てないようなものも。

ごみと記念写真を撮って、いよいよ横川堰の本流を目指します。
白神山地ばりのブナの巨木の森には、きれいな沢や湧き水がところどころにあり、ここから横川堰に取水しています。・・・そして最深部の沢へ。

江戸末期の庄屋様が私財をなげうって、上山に水を引くために素掘りで堰を掘ったそうです。・・・物理的にも大変困難なのですが、当時、宮城県側は角田藩の領地。他藩から水を引くのは以ての外。今でも県境を越えることはそうないことですが。・・・随分時間が過ぎ、明治初期、山形県令の三島通庸が後輩であった宮城県令に山形県が無料で借りることを決めさせたとか。・・・以来、毎年、山形県が宮城県から無償で借りる契約が続いているそうです。

さて、本流の取水口から少し戻った沢沿いの笹薮で筍採取!

日当たりの良い場所の、背丈より高い笹薮に筍は生えやすいとのこと。
迷わないように気をつけながら、顔に当たり、足や胴に絡みつく笹を掻き分けながら地面近くをよーく見ると、筍がたくさん生えています。・・・1時間ほど採取した様子は次のとおり。


来週19日(日曜日)、谷川の庄で開催する「笹竹まつり」では、今日収穫した筍が振舞われる“はず”(うまく保存ができていれば)ですので、乞うご期待!!

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

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