2013年2月11日月曜日

民具資料館の倒壊とフクロウ

民具資料館が倒壊しました。
強風にあおられたのでしょうか?・・・雪は例年ほどに積もっていないし、シートで覆っているので屋根にはあまり積もらなかったのですが・・・。
今日、細木を集めに向かいの山を歩いていたら、民具資料館が見えない(!!)ことに気づきました。1月中旬ごろにはあったのに。

近くに行ってみると、南側の壁だけが立っています。
そして、川沿いに吹き付ける西風にあおられたのか、それとも弱くなっていた北西側から潰れたせいか、北東側に向けて内側に潰れています。

煙出しは真ん中にきちんと?落ちています。

橋本さん側の空間は大変狭いのですが、(これは最も心配していたことですが)橋本さんの建物に何も被害は無いように見えます。
そして意外なことに、東側の道路にも一切はみ出してはいません。

夏の時点でこうなることは予想していて、むしろ、橋本さんに迷惑にならないようにきれいに倒れる日が早く訪れることを祈っていた気持ちもありました。・・・再建は無理だとわかったので、我々の手で壊そうかとも思っていたくらいで、自然に倒れたほうが手間も経費も掛からないし・・・。

しかし、いざ倒壊してみると、ショックは大きいものがあります。古屋敷村の保存を考える会の活動を立ち上げたきっかけは、この民具資料館を保存しよう、ということがそもそもの目的だったからです。・・・特に今年の冬は雪が少なかったので、もしかしたら春まで持つかも、という気持ちも出てきていました。

でも、一番よい倒れ方をしてくれたことは間違いありません。

しばし呆然としながら雪の中を歩いていると、白く、大きなフクロウに出会いました。
フクロウは「不苦労」との語呂合わせで、苦労が無くなる幸運の鳥とも言われています。・・・もしかしたら、民具資料館の倒壊が「不苦労」をもたらすもの、ということを伝えたかったのかもしれませんね・・・。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

0 件のコメント:

コメントを投稿