2011年10月16日日曜日

かやぶき学習会の準備作業

10月30日(日)の「かやぶき学習会」開催に向け、準備作業が進んでいます。

学習場所となる「まゆの庄」の北側屋根では、準備したかやの量(がんばってきたつもりでも全然少ない!)に合わせた面積の古茅を落とし、細木(ほぎ)を約1尺間隔で差し込み、縄で縛り、雪落ちしないように釘で打つ作業を進めています。

先週、秋葉さんと古茅を落とし、細木を3本差して、縄で縛るところまで見本を見せてもらいました。

鼻の穴まで真っ黒になりながら古茅を落とし、屋根裏をのぞくと、中からすすで真っ黒になった俵が出てきました。

昔は不作に備え、屋根裏に穀物を保管していたそうです。特に古屋敷は小川紳介監督のドキュメンタリー映画にあるように非常に冷害に遭いやすい土地なので、穀物を囲炉裏の煤で燻し、不作や冬に備えて保存していたのかも知れません。

今日は、先週の続きに取り組みました。
確保できた20本の細木でできる範囲で下地作業を完了することができました。

あとは茅押さえの細木確保と茅の裁断作業ができれば30日に向け準備万端となります。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

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