2012年2月11日土曜日

雪下ろし

2月26日(日)の「古屋敷村映写寄合~映像が伝える山村の暮らし~」については、じわじわと広報活動が進み始めています。・・・10日(金)午後8時放送のFM山形「荒井幸博のシネマアライヴ」では、この「映写寄合」を事細かに紹介して頂きました。

それも、「ニッポン国古屋敷村」で村の人たちへのインタビュー役となった飯塚俊男監督が、自身の最新作「深谷シネマ」を上映し、トークショーにも出演する「つるおか商店街映画祭」が今日と明日開催されることから、先週に引き続き番組に電話出演したという、誰かが図ったような絶妙のタイミングでの紹介になりました。(荒井さんどうもありがとうございます!)
・・・「ニッポン国古屋敷村」、確かに後半部分だけの上映では2月に21回忌を迎えた小川監督に祟られそうですね!・・・でも、あれから30年を経た今ならではの見方として、こういう使い方もありなのでは、と思っています。

また、実はこの「古屋敷村映写寄合」という名のイベント、3月に東京でも開催されることになりました!!

・・・小川プロの作品を所有するアテネフランセ文化センターが、ちょうど3月20日に「ニッポン国古屋敷村」を上映(こちらはフル上映!)するのに合わせ、「失われた村の再生プロジェクト~かやぶき学習会2011」の上映を中心に、東京で古屋敷村を、失われた持続型の暮らしを考えよう、という趣旨でのイベントをポレポレ東中野を会場に行うことになりました。・・・また詳しくご紹介しますが、東京方面の方はぜひ記憶に留めていただき、参加していただければ、と思います。・・・嘘偽りのない、又とない機会だと思いますので。

さて、そんな中でも最も気になるのは映像の中の古屋敷村ではなく、リアルに豪雪にあえぐ古屋敷村です。
自宅周辺の雪も一段落したので、今日は午後から様子見に行ってきました。・・・せっかく茅葺きにした軒先が雪で落ちていないかの確かめと除雪のためです。・・・「かやぶき学習会」で作った軒先が、映像記録にしか残らなかったら洒落になりませんからね。

さすがに降りましたね~。
上山は90cmといった程度?ですが、古屋敷はもうちょっと・・・1m50cmぐらい?ありそうです。

先月にまゆの庄の軒先を落としましたが、今行ってみると、ひと月もしないのに倍はありそうです。・・・もう既に茅を葺いた軒先を保護するために付けた波板は無残にも雪とともに落下していました。

今回は、近所の加治屋さんが発明した「軒先雪下ろし機~」を持っていきましたので、屋根の中段ぐらいまでの雪を引きずり落とすことができます!・・・確かに便利なのですが、ステンレスなので結構重く、大胸筋が非常に疲れてきて、マイナス3度の中にあって、汗がぽたぽた滴り落ちてきます。

「あぁ、疲れたぁ~」と言いながら“軒先雪下ろし機~”でまゆの庄の北側で雪を落としていると、突如、ドドッと雪が雪崩を打って落ちて来ました!!・・・幸い、巻き込まれることはなかったのですが、かなりの危険を感じました。・・・一人暮らしのお年寄りが雪に埋もれる事故のニュースを聞きますが、それって、こういう状況なんだな、と身をもって感じた次第です。84歳とかになって、こういう作業をするのは本当につらく危険なこと。何とかならないか、こんな空き家の雪下ろしよりもよほど大切なことなんじゃないかな、などと考えながらも、息を切らしながら、軒先に落ちた雪を切り落としていました。

しかし、北面の屋根の半分の雪がきれいに落ちたことは、まゆの庄の茅葺き部分の保護、という観点では良かったことかもしれません。あとはこれからどれくらい雪が積もるか、ということではないでしょうか。

・・・そんな今日の古屋敷の様子をご覧ください。

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