2010年10月3日日曜日

屋根葺き職人、秋葉さんのお話

「昔の話を聞かせてください」企画、鈴木御夫妻に続く第2弾として、10月1日の夜、塩崎の秋葉長四郎さんのお宅にお邪魔しました。


秋葉さんは上山最後?の屋根葺き職人です。

戦争中、徴兵で近在の家々から一人一人と男手が消え、作れなくなった田んぼをまだ小学校高等科の生徒だった秋葉さんが預かることに・・・・子どもを背負いながらも小学校を卒業し、田んぼを一年作った後、親の言葉で大工職人より早く稼ぎが上がる屋根葺き職人の道へ。

師匠について上山や高畠、七ヶ宿の家々の屋根を葺いて回ったそうでしたが、そんな中、高畠の人たちが作り始めた換金性の高いデラウェアに目をつけ、村の山を譲り受けてぶどう畑を切り開きました。その後、奥さんとつくり上げたぶどう畑で上山一の出荷量を誇るぶどう農家になったそうです。

息子さんたちが一人前になったことをきっかけに再び屋根葺きへ・・・。
一昨年、武家屋敷の屋根葺きで転落、骨折しましたが、80歳を迎えた今年、また屋根に登り始めているそうです。

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