2012年2月6日月曜日

古屋敷村映写寄合~映像が伝える山里の暮らし~を開催します!

古屋敷村を全国的、あるいは国際的に有名にした最初の時は、小川紳介監督のドキュメンタリー映画「ニッポン国古屋敷村」が1982年のベルリン国際映画祭で国際批評家賞を受賞した時ではないかと思います。

以来、映画が国内外で評価を高めるに合わせ古屋敷村の知名度も上昇していきましたが、その一方、小川プロダクションが映画を撮影した時期は、日本が高度経済成長を遂げる過程で暮らし方が変わり、村に住む人々の離村が進み始めた時期でもありました。
その後、コミュニティとしての古屋敷村は完全に失われていくわけですが、おそらく最後に近いコミュニティの姿が映画の中に残されたことになります。






今回は、この著名な映画に記録されたかつての村の姿や、最近行われたかやぶき作業の学習風景を撮影した映像を見ながら、連綿と繰り返されてきた山里の普通の生活に秘められた知恵を伝承することについて、その現代的な価値や難しさを自由に語り合う映像イベント「古屋敷村映写寄合~映像が伝える山里の暮らし~」を開催します。・・・入場無料、出入り自由、品切れ御免どなたでもご参加ください。
古屋敷村映写寄合~映像が伝える山里の暮らし~
(主催)古屋敷村の保存を考える会
(共催)上山市 (後援)特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
日  時/2012年2月26日[日]
会  場/十日町の蔵 (上山市十日町・十日町郵便局向かい)
入場料/無料
プログラム/
10:00 【開場】
10:10 【映画上映】
 ドキュメンタリー映画 「ニッポン国古屋敷村」 (後半部)
 1982/日本語/カラー/16mm
 監督:小川紳介 撮影:田村正毅 現地録音:菊池信之 録音:浅沼幸一
 詩:木村迪夫 音楽:関一郎 製作:伏屋博雄 制作会社:小川プロダクション
12:00 【味わいの時間】
 昔から上山の農山村に伝えられ、食べられてきた季節の味を味わいます。
13:00 【上映懇談会】
 ビデオ 「失われた村再生プロジェクト ~古屋敷村かやぶき学習会2011」
 失われつつある茅葺きの技術を学び、茅葺き屋根の再生に生かそうと2011年に催した「かやぶき 学習会」の様子を映像で振り返りながら、茅葺き屋根の保存と技術の伝承の今後を語ります。
15:00 【閉場】

《会場案内》
大きな地図で見る

申し込み不要ですが、お問い合わせの場合は当会にメールにてお問い合わせください。

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2012年1月22日日曜日

昔のごちそう学習会〈寒中篇〉を開催しました!

今朝は重た~い雪が降り、除雪もままならないところでしたが、東地区公民館で「昔のごちそう学習会〈寒中篇〉」を開催!

9歳から7?歳まで幅広い年齢の20名くらいの皆さんが参加。

まずは雑煮、納豆、胡桃と生もちを和える具を用意します。
続いて、山里に伝わる「ごんぱもち」を作るため、佐藤和美さま特製のごんぱ粉を米粉に混ぜ、ボールを作ります。

前々日から水に浸していたもち米を蒸かし、いよいよ餅つきへ・・・。

ごんぱを混ぜてついたもち8升と白いもち4升をつきました。
・・・もうこれでへとへとです。

もちはこね方、返し方、つき方とタイミングが大切。
次世代の餅つき技術者を育てないと、オジサンは体力が持ちません。

さて、つき上がったごんぱもちに片栗粉をまぶし、くるくる丸めた餡を入れ、羽二重もちつくり。
これはうまい!売り物になりそう!

他の生もちを具に和えていよいよ試食会。
雑煮にはぜんまいと糸コン、豚肉が入っています。
おかずはウメ子先生特製の青菜、大根、キムチ、そしてドロボウの煮物・・・って?ドロボウはヤマニンジンのことのようです。

おいしく、かつ、おなか一杯に頂いた後は凍みもち作り。
ウメ子先生が昨日ついたもちを切り、すずらんテープにつるします。
・・・一方、恵子先生が昨日ついてゴマと砂糖と油を入れて準備していたかきもちは、気温が高く固まらないので今日は薄く切ることができませんでした。

最後にしみもちをつるし完成・・・一方のかきもちは、恵子先生の宿題になってしまいました。

どちらも2月26日に上山市内で予定しているイベント“古屋敷村映写寄合”でご披露の予定!・・・明日から寒中本来の気温に戻り、腐らずうまくできることを祈ります!

皆さん、お疲れ様でした!!


古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2012年1月9日月曜日

新年の除雪

明けましておめでとうございます。
本年は良い年でありますように。

さて、年末のクリスマス頃と新年の正月休み明け頃に雪が降りました。
みんな、「今年は大雪だ」と言うのですが、私はそうも感じないのですが・・・。
この成人式休みも、予報では雪だったのですが、小雪が降るものの全く積もる様子はありません。

そこで、今年こそはと、古屋敷の除雪に出かけることにしました。
・・・いつも、自宅の除雪で手一杯、体一杯になり、古屋敷の建物を構う余裕が無くなって、結局、毎年の屋根の崩壊を招いているからです・・・。
それに、再来週は谷川の庄で「昔のごちそう学習会 ~寒中の篇~」を開催するからなおのことです。

まずは谷川の庄の前へ。

さすがに除雪車が残していった雪は氷のように固まって山のようになっていますが、全体に積雪は50cmぐらいで特別に多くはありません・・・おととしの今頃は1m50cmぐらいあったように思います。

・・・とは言うものの、軽トラを駐車できる程度のスペースでも、重たい雪を動かすのは容易ではありません・・・過呼吸でしょうか、なぜか気持ちが悪くなってきました。

休み休みでようやく除雪ができました。

まあ、さすがに寒中なので再来週まではたくさん降ると思いますが、今のうちにやっておくと後が楽になります。

次は、まゆの庄と民具資料館を見てみます。

まゆの庄の新しく茅葺きをした部分が心配でしたが、今のところは軒が崩れるようなことはありませんでした。
しかし、重たい雪をいくらでも逃してやった方がいいだろうと、軒先の雪をスコップが届く範囲で下ろしてやりました。

民具資料館のシートは無事です。
このところ、温暖化のせいか、いつも初冬の時期に強風が吹くことが多く、4年前はそれでビニールシートが一週間で飛んでしまいました。・・・しかし、思うに今シーズンはあまり強い風が吹かなかったように感じます。みんなで凍えながら直した民具資料館のシートは、雪を載せてしっかり屋根にかぶさっています。シートの場合、一番の敵は風ですので、むしろ、この方が安心です。


初めはひんやりした曇りでしたが、日没近くになったら晴れて来ました。


雪の古屋敷、夕暮れ時が一番きれいに感じます。


古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年12月31日土曜日

昔のごちそう学習会 ~寒中の篇~

身近な素材で作られた茅葺きの屋根や建物に昔の人の知恵が詰まっているように、食事にもたくさんの知恵が詰まっています。
当会では、失われた村再生プロジェクトの一環として、昔からこの地域に伝えられてきた食事や食材を再現しながら、保存し、受け継いでいく取り組みを行っています。

今回は、冬の真っ只中、一年でもっとも厳しい季節である寒中に作られ、食べられてきた食事を再現します。・・・新鮮な食材が乏しい中でも祝い事に食べられてきたごちそうや、むしろその寒さを活かして作られた保存食に秘められた知恵を学びます。

昔のごちそう学習会 ~寒中篇~
【日時】2012年1月22日(日) 10時~
【会場】東地区公民館上山市須田板字原際742番2
     ※会場を「谷川の庄」から変更いたします。(H24.1.15)
【日程(予定)】※時間、内容は変更することがあります
   10時 もちつき
   11時 生もちを使った料理作り
   12時 もち試食
   13時 保存食(しみもち、かきもち)作り
【参加料】無料
【参加申し込み】申し込み不要ですが、当会にメール(右の「自己紹介」→詳細プロフィール→メール)などで連絡くだされば助かります。
しみもち
 かきもち
古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年12月24日土曜日

忘年会

大雪で始まり、東日本大震災が起き、いろんな問題も多かった2011年がまもなく終わろうとしています。

当会の活動においても、大雪で屋根が抜け、煙出しが大きく傾いたりと、保存状態が後退しながら、春以降なかなか動きが起こせなかったりとあまり順調な滑り出しではありませんでしたが、初めて地元地区と共同の「笹竹まつり」を開催したり、「かやぶき学習会」で初めて自分たちで刈った茅が屋根に載せられたりと、前進した一面もありました。

反省すべきことは反省し、悪いことは忘れようと、12月23日、上山市内の「わかきや」で忘年会を行いました。


餃子と焼きそば、湯豆腐をつつきながら、今年の話・・・特に最後の、雪と霙の中で強行したテントシート掛けは寒かった~・・・といった話で盛り上がりました。


そして早速、来年の話も。
1月に古屋敷で昔ながらの冬の保存食づくり、2月に映像イベントと・・・

ともあれ、今年一年お疲れさまでした。
少々早いですが、来年は今年以上によいお年を!!

古屋敷村の保存を考える会 齋藤
忘年会

2011年12月11日日曜日

民具資料館のシート掛け

平地では昨晩から雨が降っていますが、大門から橋を渡ると雪に変わり、古屋敷では雪が積もっています。

最近は「まゆの庄」の屋根で茅葺き学習会を開き、あちらばかりにばかり掛かりきりで、「民具資料館」は昨年の冬以降ご無沙汰状態でした。その間、シートは下から強風にあおられ、角の部分が大きくめくれて雨が入り放題の状態。また、シートのたるんだ部分に水がたまり・・・それはそれで重しになっていい面もありますが・・・めくれた部分を引っ張れない形になっていました。

そこで本日は本格的な積雪を前に「民具資料館」のシート掛け作業を行いました。

前述のとおり、古屋敷は朝から湿った雪が激しく降り続く中、4人での作業です。

最初の作業は、シートに穴を開け、たまった水を抜く作業。
水だけでなく雪もたまっています。底には落ち葉がたまり、水を抜く邪魔になるばかりか腐っていて臭いこと!鼻に付く匂いです!

水が抜けるとシートを直す作業。
抜けそうな床に気をつけながら中から、また外から梯子をかけて、重たいシートを引っ張ります。

次にロープを通しなおして、建物のあちこちに固定します。
現状の中途半端な状態にあわせて固定するので格好が悪いのですが、風であおられることを考えながら、可能な限りあちこち縛り付けました。



今年はどのくらい雪が降るのか、強風が吹くのかわかりませんが、まあ、ここまでやっておけば春ごろまでは何とか持つでしょう。
これで何とか今年も年越しができそうです。今日参加した皆さん、寒い中、雪の中、びしょびしょになりながら本当にご苦労様でした。

くれぐれも風などひかないように。
そのうち、あったかいところで忘年会をやりましょう!!

古屋敷村の保存を考える会 齋藤

2011年12月7日水曜日

茅葺き屋根の雪囲い?

12月に入ってさすがに雪の予報が頻繁に現れるようになりました・・・実際はあまり降ることはありませんが・・・古屋敷は標高が高いので、これまでも既に二度ぐらい雪が積もりました。

番城山も白くなってきて、明日から雪の予報がしばらく続くようです。
そこで、休日勤務の代休を利用し、今年茅葺き学習会をした屋根の雪囲いをしました。

屋根、とはいえ、まだ軒を作ったぐらいなので、昨年のような雪が降ったら屋根に穴が空いてしまいます。・・・来年も学習会の続きができるように中途半端な茅葺きを守らなければなりません。

昨年同様にポリカーボネートの波板をかぶせました。

北側は過酷な環境になるので、今年こそは雪下ろしをしなければなあ、と思っていますので、皆様協力よろしくお願いします。


古屋敷村の保存を考える会 齋藤